よくあるご質問
Q1 公印確認とは何ですか。
A.公印確認とは、日本の外務省が文書に押された公印(官公署等の印影)が真正なものであることを証明する制度です。これは、最終的に日本にある外国の大使館・領事館で「領事認証」を受けるために必要な前提手続きです。
たとえば、日本で発行された登記簿謄本や戸籍謄本、住民票などの公文書を外国の機関に提出する際、現地機関は「その書類が本当に正規に発行されたものかどうか」を判断できません。そこでまず、日本の外務省が、その文書に押されている公印が真正なものであることを確認・証明します。これが「公印確認」です。
この公印確認を受けた文書は、次に駐日外国大使館や領事館で「領事認証」を受けることができるようになります。外務省の確認 → 大使館の認証 という流れを経ることで、最終的にその書類が、外国の公的機関にも「正規な書類」として受け入れられるのです。
なお、アポスティーユ制度が適用されない国(UAE、ベトナムなど)へ文書を提出する
場合には、この「公印確認+領事認証」の手続きが必要になります。